01営業技術
二葉科学茨城では、主に産業用の熱処理装置や乾燥機などの設計・製造を手がけている。特に近年は、これら装置の受注が多いという。
「例えば電子関係や自動車関係、医療分野など、さまざまな分野で熱処理や乾燥の必要性が増加しているので、受注は増えていますね」と営業技術の神達は言う。
企業から装置の設計・製造の依頼は、まず営業技術に声がかかる。神達一人でお客様の所に行くこともあれば、内容によっては設計担当と同行することもある。その際、営業担当として重要なことは、お客様が何を求めているのかしっかりと把握することだ。
「発注内容の理解が深くなければ、設計に説明ができないだけでなく、お客様が求める装置の実現が望めません。それでは、設計にバトンを渡す意味がないですよね」。実は神達は製造から営業に異動になった人物。もともと装置自体を把握しているため、お客様の要望を聞きながら、技術まで含めた営業をすることも可能な頼れる一人だ。
今後の目標を聞くとマルチプレーヤーだと言う。
「“広く浅く”から“広く深く”対応できるようになりたいですね。設計だけでなく、板金や組立からも疑問点や新たな要望が出てきます。そうした専門的なことに必要な情報を提供し、適切な対応ができるようになりたいと思っています」。